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ビットコインキャッシュとは?買い方や取引所・今後の将来性に関する記事です。
今、新しい投資先として俄然注目が集まっている
仮想通貨
仮想通貨で一番有名なのがビットコインですが、ビットコインと同じような名前の
ビットコインキャッシュ
というものがあります。
多くの人が
- 「ビットコインキャッシュってなに?」
- 「ビットコインとビットコインキャッシュって何が違うの?どっちがいいの?」
と気になっているようです。
なので、今回は、「ビットコインキャッシュとは何か?」という説明し、そのあとでビットコインキャッシュの取引所の案内、また、個人的に考えているビットコインキャッシュの今後の将来性に関して書いていきます。
(補足)
ビットコインキャッシュを理解する上ではビットコインの知識が不可欠なので、ビットコインのことがわからない場合は以下のビットコインの記事を見ていただければと思います。
記事内目次
ビットコインキャッシュとは何か?わかりやすくいうと
ビットコインキャッシュとは、
ビットコインが分裂してできた通貨
です。
「通貨が分裂?」というのがあまり聞かれない概念なのでわかりづらいですが、簡単にいうと
ビットコインシステムの方針をめぐって対立が発生し、一部のグループが違う方針を採用した別のビットコインを作った
という感じです。
(以下、若干専門的な話になります)
ビットコインはずっと抱えている問題として、ビットコインの利用者が増えるとシステムの処理が追いつかなくて送金に遅延が発生するというものがあります。
(一般的にはスケーラビリティ問題と呼ばれています)
ビットコインは「ブロック」と呼ばれる単位で取引データを処理しています。
このブロックは1MB(メガバイト)という大きさのデータ量まで入り、約10分おきくらいに処理されるのですが、ビットコインの利用が増えるなかで、現状のままではデータを処理しきれない状態になってきました。
この問題を解決するための方法としては「取引データを圧縮して1回のブロックに入る取引データを多くする方法」が考え出されました。
これが「segwit」と呼ばれる方式で、ビットコインのマイナー(システム参画者)の多くがこの方式を支持しました。
しかし、一部のマイナーは「segwitにも問題がある」「もっと利用者が増えた際に抜本的な解決になっていない」というような理由で反対するものもいました。
そこで一部のマイナーはsegwitではない別の方法「ブロックのサイズ自体を大きくしてしまう」というものを支持しました。
こちらの方法を支持して生まれたのが「ビットコインキャッシュ」になります。
ただ、分裂後の状況としては元のビットコインを支持する人のほうが多く、現状ほとんどの場面で使用されているのは元のビットコインで、ビットコインキャッシュはほんの一部の人がマイニングしたり使用しているといった感じです。
(補足)
中国の大手マイナーである「ViaBTC」がビットコインキャッシュを発表したといわれていますが、現在ビットコインキャッシュを主導しているのはどうも不明です。(最近ではViaBTCがビットコインキャッシュに絡んでいることを明確に表明していない)
ビットコインとビットコインキャッシュの違いについて
では「ビットコインとビットコインキャッシュの違いは何なのか?」という話ですが、基本的なシステムの構造などは同じで、あまり一般ユーザーが意識しないような細かい部分で違いがあります。
以下、ビットコインとビットコインキャッシュの違いを表にしています。(専門用語が多いです)
(他にももっと細かい違いはあるのかもしれませんが一般的に言われているものをピックアップしています)
名称 | ビットコイン | ビットコインキャッシュ |
略称 | BTC | BCC、またはBCH |
ブロックサイズ | 1MB | 8MB |
Segwit | 導入 | 非導入 |
その他 | 将来的に再度のブロックサイズ引き上げや可変ブロックサイズの導入を検討 |
(追記)
ビットコインキャッシュに関しては分裂後にマイニング難易度が低下しており、マイニングによって利益が得やすくなっているようです。
なので、マイニング事業が活発な中国ではビットコインキャッシュのマイニングが盛んに行われている模様。
ビットコインキャッシュがもらえるという話について
※本項目はすでに時期を過ぎていますので取り消し線にて記載しています。
ビットコインキャッシュに関しては、2017年8月1日に分裂が決定しました。
なので、
2017年8月1日時点で保有しているビットコイン(BTC)と同じ数量分のビットコインキャッシュがもらえます
ただ、取引所やウォレットによって、ビットコインキャッシュを配布するかどうか、今後取引できるようにするかという見解が別れていますので、自身が保管しているウォレットや取引所の対応状況を確認する必要があります。
(追記)
基本的にほとんどの取引所やウォレットがビットコインキャッシュを配布するように動いています。
時期の遅い早いはあるかと思いますが、順次ビットコインキャッシュの取扱に対応していくと思われます。
(ビットコインキャッシュの取引には対応しないという所も、8月1日時点のビットコインの保有を証明することができればビットコインキャッシュを取り出すことができるようです。)
ビットコインキャッシュ 購入できる取引所は?
2017年9月現在では、ビットコインを扱っているほとんどの取引所にてビットコインキャッシュの取引を開始しています。
なので、基本的にはビットコインの取引所を選ぶのと同じようにビットコインキャッシュの取引所を選んで大丈夫です。
ビットコイン取引所に関しては以下にて様々な取引所を比較した記事を書いているので参考にしていただければと思います。
ビットコインキャッシュ チャート相場価格の推移
ビットコインキャッシュがビットコインから分裂して取引が開始されたのが2017年8月1日。
以下は公開後のビットコインキャッシュの値動きのチャート相場価格です。
分裂した当初は1BCHあたり8万円~9万円の値段がついていました。
しかし、配布されたビットコインキャッシュをすぐに売却する人が多く、一気に2万円程度まで下落。
ただ、その2週間後ほどに「マイニング難易度が下がってマイナーが利益を得やすくなった」「ビットコイン業界で有名な投資家ロジャー・バーがビットコインキャッシュへの投資を開始した」というニュースが流れ、再度8万円程度まで上昇。
その後は特に大きなニュースがなく徐々に値段は下降傾向。
2017年10月現在では1BCHあたり3万円~4万円あたりを推移しています。
ビットコインキャッシュの今後の将来性は?
現状ではビットコインキャッシュを支持する人はあまりいません。(私も今のところ支持してはいません)
ただ、
今後ビットコインキャッシュが支持され、普及する可能性もある
かと思います。
というのも、以下のようなことが考えられます。
- もとのビットコインにまたスケーラビリティ問題や分裂などの問題が発生した際にビットコインキャッシュを支持する人が増える。
- ビットコインよりもマイニングで利益を得やすいと考えるマイナーが支持してビットコインキャッシュの普及を促す。
- ビットコインよりも革新的な技術が採用され、ビットコインキャッシュを支持する人が増える。
ビットコインキャッシュはほとんどの性質がビットコインと同じなので、
ビットコインよりも優れた通貨になるか
が将来のポイントになるかと思います。
ビットコインに導入された「Segwit」に関しても今後のスケーラビリティ問題を完全に解決したわけではないので、さらにビットコインが普及した際にはまた問題が浮上することもあります。
(2017年10月現在でもまた分裂問題で揉めていますし)
その時には「やっぱりビットコインキャッシュの方針のほうがよい!」と考える人もいるかと思います。
(ブロックサイズを可変式にするなどの対応がでればかなり対応力が高まるでしょうし)
個人的には「ビットコインに何か問題が発生して危なそうだ」という時にはビットコインキャッシュの動向も追っていくのが良いかと思います。
まとめ
私としては本流のビットコインを支持しているのでビットコインキャッシュを応援はしていないのですが、投資価値があるという人もいます。
もしかしたら今後ビットコインキャッシュが支持される時代がくるかも!という期待を感じる人は保有してみてもよいかと思います。
以上、ビットコインキャッシュとは?買い方や取引所・今後の将来性に関しての記事でした。
(更新の励みになります)
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